「ブランクがあるから就職活動がうまくいくかわからない」「想像以上に時間がかかるのではないか」と就職活動が成功するか不安になっている方が多いと思います。ですがブランクが必ずしもマイナス評価につながるとは限りません。自分の強みや働く熱意を企業にアピールすれば再就職への道が開ける可能性が十分にあります。
この記事では、ブランクがあっても早く再就職を決める為のコツやルートを紹介しています。素早く内定を決めることで、就職活動の長期化や金銭面での不安を解消し、自分に合った仕事への就職を成功させていきましょう。
ブランクがあっても再就職しやすい仕事
ブランクがあっても適切な業種を選択すれば、長い時間をかけずに再就職することができます。様々な理由によりブランク期間を重要視しない企業があるからです。
ここでは、ブランクがあっても内定を取りやすい業種を5つ紹介します。「時間をかけずに就職したい」「収入がないと不安」とブランク期間が伸びることに不安がある方は参考にしてみてください。
施工管理
施工管理は、人材が不足している仕事としてよくあげられます。つまり人材需要が高く、ブランクがあっても内定が取りやすいといえます。
施工管理とは、建設工事を管理する仕事です。
工事が安全かつスムーズに進行するように工程管理・安全管理・品質管理・原価管理をおもにします。
管理する側という立場の為、コミュニケーション能力、リーダーシップがある人が向いているといえます。
- 資格例:建築施工管理技士、土木施工管理技士など
運送業
普通自動車運転免許を所持しているのであれば運送業も良いでしょう。
ルート配送や宅配などの物流に関わる運送業は、ネット通販などで社会的需要が高く、また2025年問題によってドライバーが不足すると言われています。つまりブランクがあっても内定を取りやすいと言えます。
また中型自動車運転免許、大型自動車運転免許などを所持していれば更に応募の幅や受かる確率も上がります。
運送業は主に運転かつ一人で業務に取り掛かる為、「運転するのが好き」「人と関わるのは最低限が良い」という方におすすめです。
- 資格例:自動車免許(普通、大型、中型、大型特殊など)
参考資料:厚生労働省(建設業・ドライバー・医師等の時間外労働の上限規制)
警備員
警備員の仕事は学歴や経歴、資格などを求められることが少ない仕事です。
警備員は商業施設や交通誘導、イベント警備など多くの需要があるのにも関わらず、近年慢性的な人手不足が続いています。警備員(保安業)の有効求人倍率も7.10倍と非常に高い数値です。そのため長めのブランクがあっても選考や内定まで行ける可能性が十分あります。
警備員の仕事は施設の利用者など安全を守る仕事が多いため、他人のために頑張るのが好きな人、責任感が強い人に向いています。
- 資格例:警備員指導教育責任者、施設警備業務検定
参考資料:厚生労働省 (一般職業紹介状況 令和7年12月 参考統計表)
販売業
店舗で商品やサービスを売る販売業は資格や経歴を重要視しないことも多く、ブランクがあっても挑戦しやすい仕事といえます。またこの業種は人手不足になりやすい傾向があるため、意欲が高ければ選考を通過、内定を取れる可能性が十分にあります。
販売業といってもコンビニやスーパー、アパレルなど多岐にわたるため自分の強みや興味があることを選ぶのも良いでしょう。
販売業は、お客様のニーズに答える必要があるため、相手のことを考えたり寄り添えたりという気持ちが必要です。
- 資格例:販売士検定、サービス接遇検定、ビジネス実務マナー検定
参考資料:厚生労働省 (一般職業紹介状況 令和7年12月 参考統計表)
飲食業
飲食業は同じく人手不足の傾向がある仕事としてあげられます。人材の需要が高くブランク、経験がなくても内定をとりやすい業界といえます。
飲食業は資格やスキルがなく、未経験でもOKな求人が発見しやすいことが特徴です。
対面でお客様とコミュニケーションを取ることが多い仕事のため、人と関わり合うのが好きな人が向いています。
- 資格例:接客サービスマナー検定、レストランサービス技能検定、食品衛生責任者
参考資料:厚生労働省 (一般職業紹介状況 令和7年12月 参考統計表)
別のルートで正社員を勝ち取る方法もあり

必ずしも正社員の募集している求人に応募して、内定をもらうことだけが正社員への道とは限りません。
ここでは直接正社員として就職する以外の道を2つ紹介します。
パート・アルバイトとして働き正社員登用を目指す
企業や業種によってはパート・アルバイトからの正社員を登用しているところもあります。
このルートでのメリットはパート・アルバイトから始めることにより、採用される可能性が高く、「ブランクがあってしっかり働けるか」「未経験業種でちゃんとできるのか」という不安も「パート・アルバイト」という精神的余裕がうまれることです。
採用する側としてもその人のスキルや経験、やる気などを見る「試用期間」としても捉えることができ、また正社員登用する時も既に経験、知識、スキルを持っている確証があるため、採用しやすいというメリットがあります。
デメリットとしては、正社員になるまで時間がかかることと、収入が低くなる可能性があるということです。
パート・アルバイトから働き出す以上、実際に正社員になるまでに数カ月から数年掛かる可能性があります。また制度がなくなっているのに求人情報に記載されている場合もあるので、必ず確認しましょう。
収入に関しては、時給制かつ正社員よりも収入が低くなります。
またパート・アルバイトではボーナスがあるところはほとんどないため、ボーナスでの収入も見込めません。
ですが「収入がまったくない」「働いていなくて不安」という気持ちを払拭できるので、正社員登用制度のあるパート・アルバイトをするという価値は十分あります。
派遣社員として働き正社員を目指す
派遣社員として働き、そのまま正社員を目指す方法です。
派遣社員とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結び、実際に働く企業(派遣先)で就業する働き方です。雇用主は、派遣会社になるため、給与、福利厚生などは派遣会社が行います。派遣会社に登録する必要がありますが就業先の紹介や就業中のサポート、交渉なども派遣会社がフォローやサポートをしてくれます。実際の仕事に関する業務指示は、派遣先の企業から受けることになります。
派遣社員から正社員になるためには3つの方法があります。
紹介予定派遣
派遣社員として働きながら、派遣先で正社員を目指せる方法です。
派遣先に直接雇用されることが前提で、自分と企業の双方の合意があれば直接契約となります。
通常の派遣では、派遣先での就業前の書類選考や面接は禁止されていますが、紹介予定派遣では直接雇用を前提として面接や試験などが行われることがあります。
派遣先で正社員に登用
派遣先によっては、正社員登用制度を設けている場合があります。正社員登用に条件が設けられていたり、試験や面接が必要だったりなど、企業ごとに登用制度の内容は異なります。
派遣会社の担当者に派遣先企業に正社員登用制度があるのか、過去の登用実績などを確認してよいです。
派遣会社で無期雇用派遣として登用
派遣先に正社員として登用される以外に、派遣元(派遣会社)に無期雇用派遣として登用してもらえる可能性もあります。
無期雇用派遣とは、派遣会社と労働者との間で、期間の定めのない形で契約を継続する派遣です。
無期雇用派遣のメリットとして、派遣先の就業がなく働いていない状態が続いたとしても、派遣会社から給与や休業手当を受け取ることができるということです。
ブランクがあっても大丈夫な理由
いままでは「早く就職をして働きたい」という気持ちをふまえ、正社員になるためにはということを上げてきましたが、ここでは「ブランクがあっても問題なく就職できる」と言える2つの理由を紹介します。
人材確保に積極的な企業がある
人手不足の企業や業界では多くの人材を獲得するために、未経験者やブランクがある人でも積極的に集めている傾向があるため、そういった企業を応募先に選ぶことで選考通過しやすくなる場合があります。
また、ブランクがあっても過去に正社員経験があることで、「社会人として基礎的なスキルや素養が身についている」と捉えられる場合があり、企業側が教育コストを削減できることで好印象を与えられ、選考通過につながる可能性もあります。
「ブランクOK」な求人が増えている
さまざまな求人サイトを見て見ると募集タグや募集ワードに「ブランクOK」とついている企業が多くあります。
例えば求人サイト「doda」では「ブランクOK」と検索することで1,000件を超える求人情報があります。

このようにみなさんが思っているより「ブランクがあっても働いてほしい」という企業が多くあり選択肢もたくさんあるということです。
また、そのうえで前職と同業種を選ぶことで選考通過につながる可能性もあります。
ブランクのある求職者に対して企業が気にするポイント
応募時にブランク期間があると企業側から空白期間の理由や就業に対する熱意、入社後の活躍が期待できるかなどを選考時に見極められるでしょう。
ここでは、ブランクがある求職者の選考で企業が注目するポイントを紹介します。
空白期間ができた理由、そしてその間何をしていたか?
ブランクの期間が長くなればながくなるほど、企業は「なぜ空白期間ができたか」を質問してくると思います。空白期間ができた理由の内容を通して、「求職者の仕事に対する価値観や向き合い方」を見極めるためです。
ブランクの理由が「スキルアップのため」といった前向きな内容であれば好印象を与えられる可能性があります。また、「けが」「病気」「介護」のようなやむを得ない事情の場合は、事実をしっかり話すとともに、現在の状況や入社したあとの影響などを簡潔かつ明確に伝わるようにしましょう。
しかし、空白期間の理由が、「前職が自分に合わなかった」「前職の退職時にトラブルがあった」のようなマイナスな内容だと、「同じ理由で突然やめてしまうのでは」と思われてしまうため避けましょう。
もしそういった理由の時は伝え方を変えましょう。
例えば「ケガや病気などで休んでいた」という理由であれば「仕事に復帰したときのために〇〇の勉強をしていました」のような企業側に採用するメリットを説明する言い方や、「治療に専念し完治しました」などの企業側が考える再び長期休暇や退職をしてしまうという不安を払拭するような言葉にしましょう。
労働意欲の有無
働く意欲の有無も、企業がブランクのある求職者を審査する際のポイントといえます。
正社員として働くことに対する意欲がなければ、再び離職してしまう恐れがあるためです。
企業側も採用や教育などにコストがかかり、それを無駄にしないためにも応募書類の内容や面接での受け答えを通して、「なぜ正社員で働きたいのか」「長く働き続ける意欲があるのか」を判断します。
プラスになる資格があるか
応募者が企業にとってメリットになる資格があるかないかでも選考通過できるかが変わってきます。
運送やタクシードライバーのように運転免許が必須な場合はその資格がないと選考を通ることはまずありません。
飲食業では先程書いたように資格がなくても受かることがありますが、調理師免許や第二種衛生管理者、警備員なら施設警備業務検定、警備員指導教育責任者など業種に合った資格を持っていれば内定を取れる可能性が高まります。
また、前職で取得した資格が生きる業種であれば経験を交えて面接で語ることができるので、より良い反応がもらえる可能性があります。
空白期間にやるべきこと

就職が決まるまでの空白期間は就職を成功させるための大切な準備時間です。
ここを上手く使うか使わないかで結果が大きく変わることもあるのでしっかり準備していきましょう。
資格の取得
1つ目は応募したい企業に関係する資格の取得です。
自分が応募する企業でもっていると有利になるであろう資格をしっかりリサーチした上で勉強しましょう。
リサーチをしっかりしないと、無駄な資格に時間と労力をとられることになるので気をつけましょう。
生活習慣を正す
2つめは生活習慣を正すことです。
就職活動が上手く行かず長引いたりしてしまうと、「自分は不必要な存在なのでは」などのネガティブな思考になりがちです。
これによりメンタルが悪化すると活動自体に影響がでて、面接まで通ったとしても面接官の感じるイメージが悪くなってしまいます。
そのため、決まった時間に起き、バランスの取れた食事を摂り、適度な運動を行う。この当たり前の習慣が、自律神経を整え、不安を和らげるセロトニンの分泌を助けます。
また運動の際、太陽の光を浴びることでうつの予防効果があります。
まとめ
ブランクがある中での就職活動は、「うまくいくのか」「長期化するのではないか」と不安になりがちですが、決して恐れる必要はありません。
まずは、自分の強みや状況に合わせて、直接正社員を目指すだけでなく、正社員登用制度のあるパート・アルバイトから始める道や、紹介予定派遣などのステップを踏むルートも検討してみましょう。
企業側はブランクの事実よりも、「空白期間をどう過ごし、なぜ今働こうとしているのか」という前向きな理由や働く意欲、そして業務に役立つ資格の有無を重要視しています。
そのため、就活中の期間は、志望職種に有利な資格の取得に励むとともに、規則正しい生活を送って心身のコンディションを整えることが大切です。しっかりと準備を整え、意欲をアピールすれば、ブランクを乗り越えて自分に合った仕事への道は必ず開けます。
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